全日大阪 広報メディア

私の不動産独立ストーリー

宅建試験1問目の漢字が読めなかった若手時代|大塚 敏さん

2023年3月28日

全日本不動産協会 大阪府本部 大阪東支部
株式会社ライフエステート 代表取締役
大塚 敏さん

サラリーマン仕事が肌に合わなかった

私は22歳で独立しまして、今20年目になります。学歴でいうと中卒でして、卒業後すぐに建築会社に入社して職人を3~4年していました。その後、総合建設会社に転職して2年働きました。そこで不動産の仕事もさせてもらったんですね。その後、1人で建築業として独立したという流れになります。

独立の経緯としては「自分でやりたいようにしたかった」というのが率直なところです(笑)なぜなら当時の自分は、決まった時間に出社できないし、朝礼や会議も苦手で、つまりサラリーマンとして働くことが全く肌に合わなかったんですよね…当時、会社法も改正されて資本金が1円でも会社設立できるようになったこともキッカケになりました。

漢字の勉強から始めた宅建の勉強

建築業からはじめて不動産業へも事業の幅を広げようということで、宅建を取得することになったわけですが、勉強をはじめた際にぶつかった壁としては、基本的な漢字が読めなかったんですよ(笑)なので、漢和辞典を買って読み方を調べながらの勉強だったので苦労しましたね。

なんなら、試験本番でも1問目の漢字が読めなかったですね(笑)そんな状態でしたけど、それでも結局猛勉強の結果1発で受かったのは「お客様へ直接不動産のサービスを提供したい」「他で任せるより自分がしてあげたほうが目の前のお客さんを幸せにできる!」という想いや過剰な自信があったのだと思います(笑)

亡き父の想いを継いで

ちょうど、私が宅建を取得したタイミングで父が亡くなりました。私の父は、大阪市内で不動産業として独立したタイミングで癌が見つり、その後1年で亡くなってしまった。独立してこれから、というタイミングだったので無念だったかと思います。

私は独立して以降、あまり休んだことがありません。好奇心が強いので色々な所へ顔を出したり新しいことをすぐ初めてしまうので時間が足りないということが正直なところですが、不動産業を始めたきっかけは父の夢や想いを継ぎたいという気持ちが強かったからです。現在はマンションのリノベーションを中心に不動産の買取再販事業を展開していますが、今後も事業の幅を広げて、しっかりと経営していきたいと思っています。

また後輩から独立の相談を受けることも増える年齢になってきました。その時は一言「とりあえずやってみなよ」とアドバイスしています。人生は一度きりですがやる気があれば失敗は何度でも出来ます。悔いのないように、やれる時にチャレンジした方が後悔は少ないですからね。

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