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独立・開業

不動産・行政書士・経営コンサル「三足のわらじ」でパラレルキャリアを実践|永嶋 秀典さん

2024年10月7日

全日本不動産協会 大阪府本部 中央支部
株式会社自由不動産 代表取締役
永嶋 秀典さん

「三足のわらじ」スタートは不動産業

私は今、不動産業と行政書士・経営コンサルティング、三足のわらじを履いています。宅建試験には2006年に合格、行政書士は2007年に合格しました。メインはずっと不動産業ですので、今も不動産業80、行政書士10、経営コンサル10という割合です。ごはんとおかず2つみたいな感じですね(笑)

事業の組み合わせが珍しいと言われることも多いのですが、私はキャリアも少し変わっていまして、まず高校・大学には行っておらず通信教育で勉強してきました。就職は1998年に1社目の不動産会社に入社、1年勤務した後に2社目の不動産会社に転職して2022年まで勤めました。その後に独立したので、不動産業界にはもう25年以上いますね。

不動産業界への就職に明確な理由や動機はありませんでした。就職活動をした当時は就活氷河期でしたから選択肢もあまりなくて、なんとなく就職したという感じでした。当時はいわゆる根性勝負の不動産業界でしたね。

ドラッカーの「パラレルキャリア」に感銘を受ける

行政書士試験は2社目の勤務時に合格しました。行政書士の資格をとった理由は、その頃に経営学者のピーター・ドラッカーが提唱していた「パラレルキャリア」について著書で知ったからです。パラレルキャリアは「人が1つの組織に頼りきりにならず、並行して違うキャリア・人生を始める時代がきた」「1つのキャリアだけだとこれからはダメだよ」というような内容です。

パラレルキャリアという考え方に感銘を受けまして、色々考えた結果「せっかく不動産業界にいるなら」と宅建や行政書士など今の仕事に関連する資格を取得することにしました。でもこの時点で「独立しよう」と考えていたわけではないんですよね。あくまで自分もパラレルキャリアを実践してみようと。

だから2社目の会社には、行政書士試験に合格した後も15年くらい勤めていて、最後はマネージャー職に就いていました。行政書士事務所は試験に合格した3年後くらいに開業しましたけど、得意先から依頼された時だけやるという感じ。今も行政書士の仕事は副業的な位置づけですね。あくまで本業は不動産だったので、不動産業は自分で開業せず勤務先での仕事に集中していました。

社会人大学院に通いMBAを取得

数年前、まだ2社目の勤務時代に関西学院大学の大学院に通って経営管理修士(MBA)も取得しました。これが経営コンサルの仕事も受けられる下地になりましたね。大学院では「不動産業界の職業倫理」について研究していました。大学院に通った理由も研究テーマ設定の理由にも共通するのですが、私はその頃、日本の不動産業界に限界を感じてました。消費者にとって「胡散臭い」業界の状態がずっと続いているからです。

だから何が違うのかと思い、アメリカの不動産業界を調べるようになりました。その結果、日米では職業倫理に違いがあることに気付きました。簡単にいうと仕組みやルール的に、アメリカの方が少し前に話題になった『正直不動産』の世界に近いんです。消費者や業界の発展を考えると、日本もこうなっていくべきだと考えるようになりました。

これが1つの転機になって「自分が信じたこと、挑戦してみたいことを今日からでも始められる環境を作りたい」と思い始め、それで独立に至りました。こうした流れがあって今、不動産業と行政書士・経営コンサルティング、三足のわらじを履いているわけです。

戦略的にシナジーを考えて3つの資格をとった、ということではありませんでした。でもこうなった今とても良かったと思っています。お客様にとっては同じ不動産の仕事を頼むのなら、行政書士業務まで一気通貫でできる方が楽ですし、実際に宅建業の申請をサポートすることもあります。

事業としても他社と差別化できていると感じています。不動産業だけでなく行政書士業務や経営コンサルティングによって解決できる課題の幅が広いので、これが1つのブランディングになり、お客様をご紹介いただけることが多いんです。今こうなって「あの時に読んだパラレルキャリアってこういうことだったんだ」と改めて実感していますね。

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