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独立・開業

バブル崩壊を救ってくれたカラオケ事業、不動産業との二本柱|吉村 英夫さん

2024年11月1日

全日本不動産協会 大阪府本部 大阪南支部
丸三住宅株式会社
代表取締役 吉村 英夫さん

独立して40年、最初は軽い気持ちで独立

僕は元々、絵描きになりたかったんですよ。だから芸術大学に願書を出してたんですけど、親父に「絵描きで飯が食えるか」と怒られてね(笑)じゃあ、せめて何か共通するものって考えたときに建築・設計かな、これなら親父を説得できるかなと思って、それで建築の専門学校に進学しましたね。

建築の専門学校を卒業したあとは、大手のハウスメーカーで建築士として働いてましたけど、2年くらいで「なんとなく建築士は合わないな」と思って不動産業に転職したんですが、そこも1年半くらいで辞めましたね。別に建築士や不動産業が嫌いとかではなくて、サラリーマンとして毎日同じことをするのが向いてなくてね(笑)じゃあ自分でやってみようとなったんですよね。

当時、父が色々な事業をやっていて会社もいくつもあったんで、その中の動かしていなかった丸三住宅を自分の会社として事業を始めました。それが25歳のとき。今65歳なので、40年前ですね。当時は若かったから、今思えば本当に簡単な気持ちで始めましたね。最初はお金がなかったから、不動産仲介からはじめて、1年後には事業用マンション開発の事業をはじめました。

当時は建売の仕事が流行ってて周りもみんなやってたんだけど、駆け出しで案件も回ってこなかったから。じゃあ他社と違うことをしようと思って、当時はまだ珍しかった事業用マンションを扱ったと。当然、事業用マンションの開発にはお金がかかるんですけど、先輩に保証人になってもらって銀行借入ができましたね。僕は先輩に頼るのが上手いから(笑)

バブル崩壊をカラオケ事業で乗り切る

良い時は長く続かないもので、30歳の時にバブルが崩壊して事業がダメになった。当時、社員も30人くらいいて借入額も多くてね。どうしようもないから不動産以外の事業をやろうと、当時流行ってたカラオケボックスを始めたんですよ。結果的にこのカラオケ事業がものすごく儲かってね。その利益で不動産の借金返済にも充てられましたからね。

なんでそんなに儲かったかというと、当時のカラオケボックスって100円で1曲歌える、1部屋ずつ500万円くらいで建てるのが相場だったんですけど、うちの場合は内装を豪華にして、中にショットバーなんか作ってね。1店舗だけど10部屋作って総額1億3千万円かけた。結果的に、他社とは全く違うカラオケボックスが出来上がったから、昭和町の駅前の店だったけどテレビの取材がたくさん来てくれて、集客がものすごくうまくいったんですよね。

家賃・リース・人件費等で毎月500万円くらいのコストがかかったけど、売上は毎月2,000万円くらいありましたよ。本当にこれがなかったら今はないですね。正直、当時は「借金まみれだからもうついでにええか」というのが本音で(笑)ちなみにカラオケの開業資金も先輩に保証人になってもらって借りましたよ(笑)

不動産業と飲食業の二本柱

現在も当社は不動産業と飲食業の二本柱でやっていて、不動産業は戸建ての開発分譲がメイン。飲食業はカラオケボックスはもうやってないですけど、今はなかもずで45席くらいのやきとり居酒屋と、堺市駅で50席くらいの焼肉屋をやってますね。飲食業はもっと店舗展開する気だったんだけどね、7年前にやきとり居酒屋を出店してすぐにコロナになったんで少し休憩して、コロナが落ち着いた2年前に焼肉屋を出しました。だから、これからもうちょっと店舗展開する予定ですね。

二足のわらじを履いてると、それこそ飲食業のメニュー開発ミーティングなんかも絶対出ないといけないから忙しいのがデメリットかな(笑)でも不動産業で経営者の立場だと、現場にしょっちゅう出るわけじゃないからお客さんとの距離があって仕事の醍醐味が減っちゃうんですよね。そういう意味では飲食業を通じて気持ちのバランスがとれているのかもしれないね。

僕は小さい頃からイタズラっ子だったんですけどね、飲食業の方で使うチラシとかキャンペーンでもいたずらっぽい内容にすると、お客さんが来てくれたりするんですよ。不動産でも自分たちで建てて自分たちで販売する、その時にチラシとかで集客するわけですから、こういうのは不動産でも飲食業も共通する部分だし、こういうのが一番楽しいですよね。

今思えばカラオケの仕掛けなんかもそうだったですね。今の飲食のお店でも自分が食べたいメニューを置いてもらったりすることもあるけど、これがまた当たったりするんですよ(笑)だから僕の興味とか趣味嗜好がどっちの事業にも反映されているのかもしれないね。

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