全日大阪 広報メディア

私の不動産独立ストーリー

お金持ちでも時間は買えない「子供と過ごしたかった」|小川 尚美さん

2023年3月28日

全日本不動産協会 大阪府本部 北支部
株式会社マーキュリー
小川 尚美さん

母から継いだアパレル事業

不動産業で独立した理由は「ささやかな幸せ」を追い求めた結果でしょうか。元々はビジネスを始めたきっかけは20代の頃に母親が営んでいたアパレル小売店舗を引き継いだ事でした。

しかし、お店はショッピングセンター内で営業する店舗だったので、365日1日も休むことなくお店を開けなければいけませんでした。お正月も1月1日から福袋を売り、クリスマスは年末商戦でかき入れ時でした。そもそもショッピングセンターは陽の光がなかなか入ってこない施設で、朝から晩まで建物の中にいて、季節を肌で感じることはできませんでした。

出産・育児を経て生き方を考える

お店を継いで経済的に大きな不満はなかったものの、子供が産まれたことで「クリスマスに子どもたちと一緒にチキンを食べる」ということさえ叶えられない仕事を続けることに疑問を感じるようになりました。経済的なゆとりよりも「家族全員揃ってお正月やクリスマスをすごしたい」「ゆっくり家族旅行に行きたい」という思いが強くなり、365日休みのない商売と育児との両立が難しくなっていきました。

しかし、すぐに仕事をやめてしまうと「ただの無職」になってしまう。子育てもしながら収入を得られる方法を考え不動産、大家業を目指すことにしました。それまで営業していたアパレルは単価数千円台が主力商品でしたので、いわゆる薄利多売商売。それに比べ不動産は労働時間に対する単価も高い。不動産業は魅力的に思えました。

不動産業を特に女性にオススメしたい理由

そこから数年かけて不動産投資を行い、やっとアパレル事業をやめても生活できる土台ができ無事に廃業しました。それからしばらくの間は大家業と育児に専念しました。その頃はまだ子供も小さかったのですが、子供も高学年になっていき、そろそろもう1度社会に出たいなという気持ちが芽生え、正式に開業することにしました。

基本的に、お金よりも子育てとの両立を優先して考えてきましたし、そもそも人の嫌がる時間、お正月やクリスマスに働くのが嫌だなと思った私からすると、時間のゆとりが作れる不動産はぴったりの仕事でしたね。子供とクリスマスケーキを食べる時間はお金があっても後から買えないですから。子育てをしていると、授業参観や懇談会など親が参加するイベントはどうしても増えていきます。結婚・出産・育児を最優先にできる不動産業・大家業は、特に女性にオススメしたいですね。

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