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私の不動産独立ストーリー

独立まで34年、途中で上司に言われ取得した宅建|栗山 立己さん

2023年3月28日

全日本不動産協会 大阪府本部 北支部
株式会社ハウスデザインズプラス
栗山 立己さん

設計事務所から転職

私の専門は建築士です。大学の建築学科を卒業して、最初は設計事務所で6年勤めました。本来ここで建築士として独立するというのが割と一般的な流れですが(笑)、私はそうではなく、設計事務所で勤務した後に東大阪の建売をやっていた会社から、「設計部を作るから来てくれ」とお声がけいただき転職しました。

最初は2、3件設計したらいいかな?くらいの感じだったのですが(笑)、結局19年勤めまして合計で700件くらいは設計しました。この会社に在籍時、30才の頃に一級建築士を取得したのですが、上司から「ついでに宅建主任者免許もとったら?」と言われて、主任者免許を取得しました。とはいえ本業は設計だったので、主任者免許は全く出番がなく、資格の更新だけしていたという状態でした。

3社目で不動産事業を経験

大学を卒業して、建築事務所で6年、2社目で19年、「いよいよ独立かな」と考えていたのですが、今度は注文住宅メインの工務店から同じく「自社で設計施工したいから来てくれ」と言われまして、3社目に転職しました。結果ここでも9年勤務しました(笑)。

この3社目は注文住宅の設計施工だったため「土地なし客」と呼ばれる、これから土地を購入して住宅を建てるというお客様が多かったんです。こういったお客様は総予算が決まっているので、高い土地を買ってしまうと住宅の予算が下がってしまうことがあるんです。だから、会社としても自社で土地からご紹介する体制にした方が良いんじゃないか、ということで不動産部を立ち上げようということになりました。

不動産部の立ち上げにあたり、主任者免許を持っているということで私に白羽の矢が立ちまして(笑)、とはいえ立ち上げって何をしたらよいのかも分からなかったので、「ハウスドゥ」というフランチャイズに話を聞きに行って加盟しまして、私が店長になりました。店長は約2年やりましたね。その後、不動産部も軌道に乗ってきたので、やっと「退職します」と(笑)。そういう流れでいよいよ独立したという感じです。

設計事務所と不動産業の2枚看板で独立

こんな感じで3社にお世話になりまして、6年前に独立しました。最後の会社で不動産業を経験させて頂いたこともあり、設計事務所と不動産業という2つの看板で、物件仲介とリフォームの設計施工などをしています。これまでの歩みの中で建築工事業者さんとたくさん繋がらせて頂いていたので出来ている仕事です。

私は設計出身者としては割と珍しい経歴だと思うんです。キャリアの中で、流れで宅建を取得したこともラッキーでしたね。意外と建築を勉強した若い方にはオススメだと思っていまして、新築は数が限られてきて、既存の物件を活かすことが増えていますから。色々な物件を見ることも大切だし、古い町家の再生は町おこしになったりしますから、新築と中古をミックスしていくのは良い形だなと思っています。

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