こんにちは。全日大阪 会員の中村です。ご質問に回答します。最大のやらかし、ですか(笑)正直に言うと、やらかしたことはたくさんあるんですけど、その中でも「これはやってしまったなぁ…」というものをお話ししますね。
お客様が忙しくて現地に行けない。そこで動画を撮影するも…
一番のやらかしは、タワーマンションの賃貸仲介でのことです。お客様がご自身で住まれるマンションの賃貸を仲介する仕事だったんですが、お客様が「仕事が忙しくて内覧ができない」ということで、私が全部お部屋の動画を撮って、それを確認していただきながら決めるという、少しイレギュラーな形で進行しました。
そもそもこの案件、なかなか大変だったんですよね。タワーマンションの特徴として、同じ建物でも部屋ごとに違う不動産屋さん、違う保証会社であることが多いので手間も多い。分譲オーナーさんから、私のお客様の職業、特に個人事業主というだけで断られることが多かったんです。そんな中でようやく話が進み、ご契約に至ることができ、一安心していました。
そして迎えた入居日。お客様から電話がかかってきたんです。そこで伝えられたのが「全部屋、エアコンがついていないです」と。慌てて確認すると、私が撮った動画に、部屋の天井付近が写っていなかったんですよね。私もエアコンがついている前提でお話を進めてしまっていました。
新築未入居の物件だったので、エアコンが入っていなかったんです。これはもう、完全に私の確認不足です。そのお客様の仕事関連での取引にも私は関わっていましたので、その後は、お仕事の方の仲介手数料を割り引かせていただくなど、できる限りの誠意でお返ししました。本当に反省していますね…
電話だったから助かった…?
まだありますよ(笑)あるテナントの管理会社さんに、ご自分が所有者のようなふるまいで、どんな相手にもとても横柄な態度の方がいたんです。B工事をする時って、管理会社さんと確認や折衝をしながら進める必要があるんですけれど、その折衝の都度、借主さんも私も業者さんも、その方に嫌な印象を感じ続けていました。
その後も、その管理会社さんからは「内装業者が嫌いだから会いたくない」「中村さんが代わりに来て」とか、勝手なことを言われることが続きました。「これはちょっと危ないな」「トラブルになるかもしれないな」と思っていたので、毎回の打ち合わせで議事録をとって関係者全員に共有するなど、トラブルを防ぐために慎重になっていました。
やっとのことで契約直前まで進んだ時、内装業者さんから依頼を受けて、その管理会社さんに私が電話をしたんです。そうすると管理会社さんが「あなたのところは勝手ばかり言ってくる」と言い出して、悪口のオンパレードになったんですよ。
それで私も思わず「それは、お互い様ですよね」と返してしまった。そこからは口喧嘩のようになってしまって。私があと少し我慢できていればと思うんですが、それまで散々な言われようでしたからね…
でも電話の途中で「このままだと契約がなくなってしまう」と、私も少し我に返ってきたんですが、もう口喧嘩のようになっていますから「これはマズイ」と。どうしたものか…と焦っていたんです。

すると、さっきまで怒っていた管理会社さんが、突然「中村さん、泣かないでください」と言い出したんです!実際は全く泣いてなかったんですけど(笑)恐らく私も我に返ってトーンダウンしたのが、先方には泣いていると電話口で受け取られたようで。「これはチャンスだ、泣いてる体でいこう」と瞬間で切り替えて、そのままテンションを下げて、その場をトーンダウンさせて事なきを得ました。
電話だったから、先方の勘違いもあって助かりましたが、一方的に電話を切られていたら終わっていましたよね。「中村さん、泣かないでください」の一言がなかったら、契約も流れてしまい、お客様との信頼もなくなっていたかもしれません…。
失敗・ミスは誰にでもあるからこそ、その後の対応が大切
正直、細かい失敗談・やらかしなら、いくらでもあるんですよね(笑)同じお客様を同じ物件に2回内覧に連れて行って、お客様と顔を見合わせて「アレ?」となったこともありますし、三宮から元町の間で内覧の段取りをミスって、お客様に全力で走ってもらって物件間を移動してもらったこともあります。
スマホの電池がなくなって地図が見られなくなって、違う場所にお連れしてしまって、お客様の携帯で調べ直してもらって、結局私が後ろについて、お客様に連れて行ってもらったこともありました(笑)
質問者の方にお伝えしたいのは、失敗・やらかし自体は、どれだけ気をつけていても起きてしまう、ということです。大事なのは、その後にどう動くかだと思います。
エアコンの件は、手数料の割引という形で誠意をお返しして、その方とのお付き合いは今も続いています。横柄な管理会社さんの件は、「危ないな」と感じた時点で議事録をとって全員に共有するという備えをしていたことと、口喧嘩の最中でも「契約を流してはいけない」と冷静さを取り戻せたことに結果として救われました。
ミスをゼロにする努力はもちろん必要ですけど、ミスをした後の誠意ある対応と、危ないと感じた時の備え、いざという時の冷静さ。この3つが大切だというのが私の学びです。…と、偉そうなことを言いましたが、実際は、ただただ私の周りの方が寛容だった、その点において幸運だったと思っています(笑)
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